女性活躍推進法の改正と企業に求められる対応(男女間賃金差異・女性管理職比率の公表義務など)
2026年4月1日施行の改正女性活躍推進法について、男女間賃金差異・女性管理職比率の公表義務、対象企業の拡大(常時雇用101人以上)、決算期別の初回公表期限、えるぼし認定の見直し…
2026年4月1日施行の改正女性活躍推進法について、男女間賃金差異・女性管理職比率の公表義務、対象企業の拡大(常時雇用101人以上)、決算期別の初回公表期限、えるぼし認定の見直し…
2026年4月に閣議決定された個人情報保護法改正案について、統計作成等の同意不要化、こどもの個人情報保護、特定生体個人情報、課徴金制度の導入など、企業実務への影響と対応のポイントを…
厚生労働省が公表した「職場における熱中症防止のためのガイドライン」について、法令上の義務事項、WBGT値を用いたリスク評価、事業者が講ずべき具体的措置、スポットワーカーへの対応等を…
消費者庁がエクスコムグローバル株式会社(イモトのWiFi)に対し約1.7億円の課徴金納付命令を発出した事案をもとに、No.1表示の景品表示法違反リスク、課徴金の算出根拠、調査会社へ…
2026年2月26日に厚生労働省が公表した就活セクハラ防止指針(令和8年厚生労働省告示第52号)の概要と、2026年10月1日施行に向けて企業が講ずべき実務対応のポイントを解説しま…
2026年2月26日に厚生労働省が公表したカスタマーハラスメント防止指針(令和8年厚生労働省告示第51号)の概要と、2026年10月1日施行に向けて企業が講ずべき実務対応のポイント…
経済産業省が2026年1月23日に公表した「経済安全保障経営ガイドライン(第1版)」について、デリスキングの基本方針、経営者が認識すべき3つの原則、自律性・不可欠性の確保とガバナン…
2026年1月開催の「全国映画資料アーカイブサミット2026」の参加報告です。映画資料の権利処理に関する自身の講演のほか、国立映画アーカイブの教育普及事業、川喜多映画記念館の字幕展…
大阪高等裁判所令和4年10月14日判決は、競合する動画投稿者の動画を削除させる目的でYouTubeに著作権侵害通知を提出した行為について、通知者に不法行為責任を認め損害賠償の支払い…
WBGT値の測定懈怠・暑熱順化の不備・健康状態の確認不足が問われた熱中症死亡事案について、福岡高裁令和7年2月18日判決を解説するコラムです。
2025年6月成立の改正男女雇用機会均等法(2026年10月1日施行予定)により、就活セクハラが事業主の防止措置義務の対象に加わりました。相談体制の整備、協力した社員への不利益取扱…
通勤途上の電車内での盗撮行為を理由とする懲戒解雇の有効性が争われた名古屋高裁令和7年3月25日判決を紹介し、不起訴・報道なしの場合でも懲戒解雇が有効と認められた判断のポイントと企業…
東京地方裁判所令和5年7月18日判決は、父親名義で開設された銀行口座について、真の預金者は名義人の父ではなく実際に口座を開設・管理してきた子であると認定した事案です。口座開設の経緯…
コピーガードやアクセス制限(技術的制限手段)を無効化する装置・プログラム等を提供する行為は、不正競争防止法2条1項17号・18号にあたり差止め・損害賠償の対象になります。図利加害目…
不正競争防止法の令和5年改正(令和6年4月1日施行が中心)は、①デジタル空間の形態模倣への対応、②限定提供データの保護拡大、③損害賠償額の算定強化、④コンセント制度に伴う適用除外…
デザイン会社が、JTの販売促進用小冊子のために写真家から総額460万円で利用許諾を受けた写真4点を、契約書のないまま約7年間にわたり自社ウェブサイトの作品紹介ページに掲載していた行…
業として特定の相手に提供し電磁的方法で相当量蓄積・管理されるデータは、不正競争防止法の「限定提供データ」(2条7項)として保護され、不正な取得・使用・開示に対して差止め・損害賠償を…
不正競争防止法は、侵害そのものを止めさせる差止請求権(3条)を認めており、緊急時には判決を待たずに民事保全法の仮処分で迅速に止められます。差止めの対象の特定・証拠の準備・消滅時効(…
不正競争による損害賠償額を、不正競争防止法5条の3つの算定方法(逸失利益〔5条1項〕・侵害者の利益の推定〔5条2項〕・使用料相当額〔5条3項〕)と、立証が困難なときの相当な損害額の…
競争関係にある会社が営業上の信用を害する虚偽の事実を流す営業誹謗行為(信用毀損行為・2条1項21号)に対し、差止め(故意・過失は不要)・損害賠償・信用回復措置(謝罪広告)を求められ…
自社の権利を侵害する模倣品・侵害品の取引先に「侵害品だ」と警告する行為が、内容が結果的に虚偽であれば営業誹謗(信用毀損行為・2条1項21号)にあたり得ること、正当な権利行使の一環と…
令和7年9月9日に経済産業省・IPA・JPCERT/CC等が公表した脆弱性関連情報の取扱いに関する声明を踏まえ、「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドライン」が示す届出か…
不正競争防止法違反の警告書が届いたときの正しい初動として、事実・証拠の保全と主張された類型・要件の確認、無視・即時謝罪・証拠廃棄という避けるべき対応、非侵害・適用除外(営業秘密の善…
商品の原産地・品質・内容・製造方法などを誤認させる表示が、不正競争防止法2条1項20号の誤認惹起行為にあたり、被害を受けた事業者が差止め・損害賠償を求められること、消費者保護のため…
2025年6月に決定された「データ利活用制度の在り方に関する基本方針」について、個人情報保護法改正の方向性、データガバナンス、先行分野の改革事項等、企業実務の観点からポイントを整理…
自社名・商標に似たドメイン名を図利加害目的で取得・保有・使用する行為が、不正競争防止法2条1項19号の「ドメイン名の不正取得等」にあたり、使用の差止めや登録の抹消を求められること…
広く知られた社名・ロゴ・商品名に似た表示を使われた場合に、商標登録がなくても混同惹起行為(2条1項1号)・著名表示冒用行為(2条1項2号)として差止め・損害賠償を求められることを弁…
商品デザインをそっくり模倣(デッドコピー)された場合に、意匠登録がなくても不正競争防止法の形態模倣行為(2条1項3号)として差止め・損害賠償を求められることを弁護士が解説。保護は日…
競合他社による従業員の引抜きが違法となる場合を弁護士が解説。単なる勧誘は適法ですが、社会通念上の自由競争の範囲を逸脱する著しく背信的な方法のときは不法行為(民法709条)として損害…
東京地裁令和6年8月8日決定は、定時株主総会が流会となった後に取締役権利義務者が決議した第三者割当増資について、会社法210条2号・247条2号の「著しく不公正な方法」による発行に…
秘密保持契約(NDA)・秘密保持誓約書の役割と、実効性を高める作り方(「秘密情報」の特定・退職時誓約書に盛り込む項目など)を、条文・裁判例・経済産業省の指針にもとづき弁護士が解説し…
退職後の競業避止義務(誓約書・就業規則)が有効と認められる条件を、①会社の正当な利益②従業員の地位③制限の範囲④代償措置の4要素と裁判例にもとづき弁護士が解説します。
東京高裁令和6年10月9日判決は、競合他社の子会社から転職した役員Aが前職で取得していた商品原価・食材の仕入先・仕入価格等のデータを転職先企業の部長被告人Y1に電子メールで送信し…
営業秘密の持ち出しに対する営業秘密侵害罪の要件(図利加害目的)・罰則(10年以下の拘禁刑・2000万円以下の罰金)・両罰規定(法人最大5億円)と刑事告訴の考え方を、条文と裁判例にも…
同業からの転職者採用に伴う営業秘密リスクを、受け入れ企業が負う責任(2条1項5号・8号)、両罰規定、採用時の対策、前職からの警告への対応の観点から、条文と裁判例にもとづき弁護士が解…
営業秘密の管理体制の作り方を、経済産業省の営業秘密管理指針を踏まえ、紙・電子・物件/ノウハウ・就業規則/誓約書・取引先対応など媒体・場面ごとの具体例で弁護士が解説します。
営業秘密の3要件(秘密管理性・有用性・非公知性)の意味と実務上のポイントを、とくに争われやすい秘密管理性を中心に、条文と裁判例にもとづいて弁護士が解説します。
36協定の無効を招かないために人事担当者が押さえておくべき従業員代表(過半数代表者)の選出要件・適切な選出方法・よくある実務上のミスと、選出ミスが招くリスクについて解説します。
退職者による営業秘密(顧客名簿・技術データ)の持ち出しに対し、企業が取れる差止め・損害賠償・刑事告訴と、証拠保全の初動を、条文と裁判例にもとづいて弁護士が解説します。
不正競争防止法は、事業者間の公正な競争をゆがめる10類型の行為を「不正競争」として禁止し、被害企業に差止め・損害賠償などの手段を与える法律です。禁止行為の全体像と企業が取れる対抗手…
知財高裁令和7年3月26日判決は、絵柄を除いたタオル部分の著作物性(応用美術)を否定し、許諾料のみを得ている著作権者への著作権法114条2項の適用も否定した原審判決を維持しました…
会社のホームページを第三者に無断で作成・公開されたり、会社情報を無断掲載されたりした場合(「建設工事会社マップ」への掲載など)の対応について、本人の削除請求に応じない相手でも、弁護…
最高裁令和6年7月8日判決は、退職慰労金内規の減額規定に基づき基準額の約85%を減額した取締役会決議について、裁量権の逸脱・濫用には当たらないと判断しました。減額規定の趣旨、取締役…
東京地方裁判所令和7年3月27日判決は、スキマバイトサービス「タイミー」を利用して就労した原告が未払賃金および割増賃金の支払いを求めた事案です。利用規約への同意に基づく供託の有効性…
従業員を休職させる際に人事担当者が押さえておくべき、休職制度の法的な位置付け・就業規則への記載事項・メンタルヘルス不調への対応・実務上のよくあるミスについて、厚生労働省の公式資料を…
写真家が著作権を有する写真をウェブサイトに無断投稿した発信者の情報開示を求めた事件で、著作権法41条(時事の事件の報道のための利用)の適用が争われた事例を解説します。東京地裁令和5…
知財高裁令和6年5月30日判決は、東日本大震災の被災者を取材したドキュメンタリー映画の制作者が、同じ被災者を題材とするノンフィクション書籍の著者に対し翻案権等の侵害を主張した事案で…
東京高裁令和6年8月29日判決は、入院中の女性が作成したとされる危急時遺言(民法976条)について、証人らの供述の変遷・不合理な点などを理由に、遺言者から証人への口授の事実が認めら…
令和3年少年法改正後に新たに原則逆送事件の対象となった特定少年(犯行時18歳)の強盗事件において、東京家庭裁判所が刑事処分以外の措置を相当と認め、第1種少年院送致・収容期間3年とし…
最高裁判所第一小法廷令和6年7月4日判決(令和5年(行ヒ)第108号)は、メリット制の適用を受ける特定事業の事業主が労災支給処分の取消訴訟において原告適格を有しないとし、「固有要件…
福岡地裁令和6年4月24日判決(令和5年(ワ)第959号)は、①出張日当が固定残業代として未払残業代の支払に充てられるか、②協調性・能力不足や退職申出の翻意を理由とする解雇が有効か…
東京高裁令和5年12月7日決定(令和5年(ラ)第1268号)は、収益物件の賃料収入を原資として引受債務を完済した場合でも負担付贈与の性質は変わらないこと、および負担付贈与における特…
2025年4月1日施行の東京都カスタマー・ハラスメント防止条例と、2024年12月19日公表の指針(ガイドライン)について、カスハラの三要件、就業者・顧客等の範囲、9類型、事業者に…
株券発行会社でありながら株券を発行していない会社における株式譲渡の当事者間での効力と、債権者代位権による株券発行請求権の代位行使の可否について、最高裁が初めて判断を示した最二小判令…
東京地裁令和6年3月28日判決は、元従業員のスマートフォンのGPS記録を主な根拠として事務所内の滞在時間を推認し、割増賃金152万円余を認定するとともに同額の付加金の支払いを命じま…
医療系アニメーション映像の制作委託をめぐり、映画の著作物該当性、著作者・著作権者の認定(著作権法29条1項)、及び氏名表示権侵害が争われた知財高裁令和6年3月28日判決を解説します…
高松高裁令和4年5月25日判決は、パワーハラスメントを理由とした懲戒解雇の有効性と懲戒解雇後の賞与請求権について判断した事案です。賞与規程に算定基準が明記されている場合、使用者の決…
札幌地裁令和6年2月27日判決は、アイクリーム通販事業者のウェブサイトにおける客観的根拠を欠くランキング表示が不正競争防止法2条1項20号の品質誤認表示に該当すること、虚偽の事実を…
大阪高裁令和5年7月7日判決は、常習特殊窃盗事件において第1審の無罪判決を破棄し有罪を自判した判決です。防犯カメラ映像の外見類似性評価・犯行後の行動という間接事実の評価・複数の間接…
東京高裁令和6年1月17日判決は、上場会社が自社ウェブサイト上に、株式大量取得者の関係者とされる人物の実名を記載した質問状を公開し、その中で前科等に言及したことについて、名誉毀損・…
大阪高裁令和6年3月14日判決(令和5年(ネ)第4号)は、ループを形成する操作コードが付属した上げ下げロール網戸について設計上の欠陥を否定しつつも指示・警告上の欠陥を認定し、製造業…
病院を運営する社会医療法人が入院患者の家族に対しペイシェントハラスメントを理由に約5,600万円の損害賠償等を求めた長崎地裁令和6年1月9日判決を解説します。違法性の判断基準、因果…
広島高裁令和6年10月4日判決は、年次更新型の生命共済契約について、更新のたびに最新の約款が適用されるため暴排条項の遡及適用の問題は生じないとし、共済金受取人が暴力団員である場合の…
知財高裁令和6年4月23日判決を素材に、キャラクター名の著作物性、出版契約に基づく協議義務、コンテンツビジネスにおける契約設計の留意点を弁護士が解説します。
特例法に基づき法的性別を男性から女性に変更した者に対する子の認知請求について、血縁上の父子関係がある限り法的性別にかかわらず認知を求めることができるとした最高裁令和6年6月21日判…
東京地方裁判所令和6年4月9日判決は、弁護士資格を持つ取締役が会社買収に際して財務調査を怠り虚偽に近い説明を繰り返した結果、買収会社の代表取締役に6367万円超の損害を与えたとして…
イセ食品の会社更生手続において、取引銀行に対する集合債権譲渡担保の設定が偏頗行為として否認された東京地裁令和5年9月29日判決を解説します。支払不能の認定時期、債権者の悪意、預金口…
経済産業省のコーポレートガバナンス研究会が2025年1月17日に公表した「会社法の改正に関する報告書」について、従業員への株式無償交付、株式対価M&Aの拡大、責任限定契約、実質株主…
名古屋地方裁判所令和6年8月8日判決は、投稿から11年以上が経過したブログ記事について、掲載当初は公正な論評として適法であったとしても、口頭弁論終結時点においてはもはや公共の利害に…
東京高裁令和6年2月28日判決(東京高等裁判所第15民事部・令和5年(ネ)第2385号、同第4233号)は、JR東海の新幹線乗務員による年次有給休暇の申請に対する時季変更権の行使が…
東京地裁令和5年10月16日判決は、代表取締役による保険契約妨害行為および仮装払込を理由とする少数株主の会社法429条1項に基づく損害賠償請求について、善管注意義務違反の成否を判断…
東京地裁令和5年4月17日判決は、M&A仲介業者が委託者に対してフランチャイズ契約上の承諾取得に関する誤情報を伝えたことが「重過失」による不法行為に該当すると認め、成功報酬相当額の…
戦闘ゲームの開発業務を受託した個人クリエイターが、戦闘アニメーション動画等の著作権の帰属を争った知財高裁令和5年11月28日判決について、業務委託契約における著作権移転条項の解釈と…
主要株主が信用取引で買い建てた株式についてクロス取引を行った場合に金商法164条1項が適用されるかが争われ、約19億円の短期売買利益の返還が命じられた東京地裁令和5年12月6日判決…
福岡高裁令和5年12月15日判決は、犯行現場の工具痕と被告人所持のバール等とを照合した「工具痕鑑定」を決め手に15件の侵入窃盗等で被告人を有罪(懲役9年)とした第一審判決を破棄した…
上司によるパワハラが適応障害の原因と認定され、休職期間満了による自然退職扱いが無効と判断された東京地裁令和5年12月7日判決を解説します。パワハラ該当性の判断基準、業務起因性の認定…
東京高裁令和5年11月24日決定は、家庭裁判所が精神鑑定を実施しないまま後見開始の審判をしたことについて、脳血管性認知症の診断書(長谷川式11点)があっても、本人に一定の意思能力が…
知財高裁令和5年10月4日判決(シムビコート事件・令和5年(ネ)第10017号)は、気管支喘息治療薬「シムビコートタービュヘイラー」の形態を後発医薬品メーカーが模倣したとして争われ…
2024年10月1日施行の改正景品表示法で導入された確約手続について、確約府令と確約手続運用基準を踏まえ、確約手続通知の判断基準と対象外となる場合、60日以内の申請期限、認定要件(…
大阪地裁令和5年10月26日判決は、写真家が撮影した写真をTwitter上で無断転載し、批判的な感想を付して投稿した行為が、著作権(複製権・公衆送信権)および著作者人格権(氏名表示…
Twitter(現X)に投稿された書類写真の無断利用が争われた知財高裁令和5年12月13日判決を解説。iPhoneで撮影した書類写真の著作物性、SNS上の適法引用の要件、出所表示の…
東京都カスタマーハラスメント防止条例の概要と、企業が講ずべきカスタマーハラスメント対策のポイントを解説します。カスハラの定義・禁止規定・事業者の責務を中心に、B to Bビジネスに…
東京地裁令和5年7月20日判決(令和2年(ワ)第3729号)は、日本郵便株式会社が正社員に支給する寒冷地手当を時給制契約社員に支給しないことが旧労働契約法20条に違反しないと判断し…
消費者庁が公表した「No.1表示に関する実態調査報告書」の内容を解説するとともに、No.1表示・高評価%表示に関する景品表示法上のリスクと、事業者が講ずべき管理上の措置について解説…
試用期間中の従業員が逮捕・勾留により約3週間出勤できず、企業に「個人的事情」としか説明しなかったケースで、留保解約権の行使による解雇が有効と判断された東京地裁令和5年11月16日判…
信用調査会社が作成した調査報告書に重大な誤りがあった事案で、調査依頼者(開示先企業)の名称等特定情報を記載した文書の提出を命じた大阪高裁令和5年12月21日決定を解説します。職業の…
福岡高裁令和5年9月26日判決は、支店長として勤務していた従業員が会議中に右被殻出血を発症し、その後死亡した事案について、一審(福岡地裁令和4年9月9日判決)が業務起因性を否定した…
知財高裁令和5年9月13日判決は、シーメンスが、自社の中圧Bガス供給用ガス遮断弁と酷似した形態の互換品を販売するCKDに対し、不正競争防止法2条1項1号の不正競争行為に当たるとして…
2024年11月1日施行のフリーランス保護法(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)について、適用対象、取引条件の明示、報酬支払期日、7つの禁止行為、募集情報の的確表示…
東京高裁令和5年9月20日判決は、人身傷害保険金の充当順序および人傷一括払合意の効力について判断した最高裁令和4年3月24日判決の射程を確認した高裁判例です。従業員の交通事故をめぐ…
東京高等裁判所令和3年8月4日判決は、スーパーマーケット内レジ前通路でかぼちゃの天ぷらを踏んで転倒した利用客が店舗側に損害賠償を求めた事案について、安全配慮義務違反および土地工作物…
東京地裁令和5年1月26日判決および東京高裁令和5年12月13日判決は、無償返還届出書がある貸宅地の相続税評価について、①相続税法22条の時価と通達の位置付け、②経済的利益が移転し…
家庭裁判所の審判手続において配偶者居住権の取得が認められた福岡家裁令和5年6月14日審判を解説します。民法1029条2号の要件充足の判断過程、黙示の債務免除による特別受益の認定、配…
東京高裁令和5年9月6日判決は、LED街路灯リース契約交渉からの一方的離脱を不法行為と認定しながらも、被害者が自らの意思で事業継続を選択した結果生じた損失は「信頼利益」に当たらない…
2024年5月31日改正の育児・介護休業法等(2025年4月1日・10月1日施行)について、3歳以上の子を養育する労働者への柔軟な働き方の措置、個別の意向聴取、子の看護等休暇、育休…
福岡高裁令和5年7月20日判決(令和5年(ネ)第241号・確定)は、特例有限会社の代表取締役が株主総会決議や全株主の同意を経ずに自らの役員報酬を月額120万円に増額して受領した事案…
勤務態度や勤務実績に課題のある理学療法士に対する新設部門への配転命令の有効性が争われ、原審の判断を覆して配転命令を有効と判断した東京高裁令和5年8月31日判決(社会福祉法人秀峰会事…
金沢家庭裁判所令和5年3月9日決定は、令和3年の少年法改正以前に保護観察に付されていた元少年(申請当時21歳)が、SNSを通じた未成年者への性的目的の接触行為を繰り返し遵守事項に違…
東京地裁令和5年11月22日判決は、銀行が経営危機に陥った取引先の預金を自行の貸金と相殺した行為が会社更生法の相殺禁止規定に抵触するとして無効と判断したものです。「支払の停止」の認…
東京地裁令和5年6月12日判決は、YouTube動画のテロップの文章を無断でウェブサイト記事に転載した行為が著作権(複製権・翻案権・公衆送信権)の侵害に当たるとされた事案です。動画…
有期労働契約の試用期間中の解雇の有効性について、東京高裁令和5年4月5日判決を解説。留保解約権の行使と労働契約法17条1項の「やむを得ない事由」の関係、能力不足を理由とする解雇の判…
東京地方裁判所令和5年6月19日判決は、フォトジャーナリストの民族的出自を理由とするTwitter上の差別的投稿が名誉感情を侵害する不法行為を構成するとして33万円の損害賠償を命じ…
YouTube動画投稿による肖像権・プライバシー権侵害について名誉毀損・肖像権侵害・プライバシー権侵害を認め慰謝料40万円を命じた事案
芸能プロダクションとアイドルとの専属マネジメント契約について労働基準法上の労働者性が肯定された大阪地裁令和5年4月21日判決を解説し、契約実務への示唆と留意点を整理します。
新型コロナウイルス感染症による経営悪化を理由に定年後再雇用を拒否したことの適法性が争われた東京地裁令和5年6月29日判決を解説します。本判決は、就業規則上の退職事由(事業縮小等によ…
東京地方裁判所令和元年11月7日判決は、税理士法人の顧問弁護士が行ったパワーハラスメント調査について、会社の意向を受けず独立して調査が実施されたとして調査報告書の中立性・信用性を認…
東京地裁令和5年5月29日判決は、新型コロナウイルス感染症を直接の原因とするクルーズ旅行会社の日本法人による整理解雇について、雇用調整助成金特例措置の不活用が解雇回避努力の欠如にあ…
東京高裁令和5年4月18日判決(令和3年(ネ)第3189号)は、芸能人養成スクールの「退学・除籍の際に入学時諸費用を返還しない」旨の条項について、消費者契約法9条1号の「平均的な損…
富山地方裁判所令和5年7月5日判決は、公立中学校の教員がくも膜下出血を発症して死亡した事案において、部活動指導を含む時間外勤務が厚労省・地公災基準を超えていたとして校長の安全配慮義…
東京高裁令和5年4月7日判決(シャッター価格カルテル事件)は、シャッター製造販売業界大手3社の役員級の者による会合における情報交換と事後の販売価格引上げ行動の一致から、独占禁止法2…
専属契約終了後も芸能プロダクションが自社ホームページに元所属タレントの肖像写真等を掲載し続けた事案について、パブリシティ権侵害、肖像権侵害および不正競争防止法2条1項1号該当性のい…
東京地裁令和5年3月23日判決は、味噌等の製造・販売を行う有限会社の取締役に支給された役員給与に「不相当に高額な部分」があるとした法人税等の更正処分について、法人税法34条2項の憲…
職場でハラスメント被害を申告した従業員に対し会社が債務不存在確認訴訟を提起した事案について、東京高裁が確認の利益(訴えの利益)を欠くとして不適法却下した判決を解説。パワハラ申告・労…
大阪高裁令和5年5月15日判決は、木製門扉の外側に設けられた4段の石段部分が刑法130条前段の住居侵入罪の客体である「囲繞地」に該当するかが争われた事案です。囲繞地の意義(最判昭和…
労働者を募集する際の労働条件の明示について、職業安定法5条の3と施行規則4条の2に基づく明示事項(令和6年4月1日に追加された業務・就業場所の変更の範囲など)、明示の方法と時期、募…
特定少年による無免許運転の事案について第1種少年院送致とし収容期間を2年間と定めた那覇家裁沖縄支部令和5年3月7日決定を解説します。改正少年法における犯情の軽重の評価方法、要保護性…
知財高裁令和5年3月16日判決(令和4年(ネ)第10073号、将棋テレビ番組ナレーション無断使用事件)は、公共放送のテレビ番組「将棋フォーカス」のナレーション・字幕で、将棋に関する…
日本人男性が自ら行った胎児認知の無効確認を求めた事案において、東京家庭裁判所が権利の濫用にあたるとして請求を棄却した判決(令和3年(家ホ)第662号)を解説します。認知者による無効…
東京地方裁判所令和5年5月23日判決は、町立病院の医師が児童相談所からの依頼に応じて作成した情報提供文書に客観的根拠のない記載があったとして、保護者の名誉感情侵害を認定し医師と町に…
相続直前に15億円で購入した賃貸マンションに評価通達6項(特別の事情)が適用され、路線価による評価額(約4.8億円)ではなく鑑定評価額(約10.4億円)で課税が認められた東京地裁令…
月刊誌を発行する出版社が大手新聞社の脱炭素報道を批判した記事について、裁判所が名誉毀損の成立を認めた東京地裁令和5年1月17日判決を解説します。報道機関による他社批判記事における裏…
知的財産高等裁判所令和5年2月7日判決(令和4年(ネ)第10059号)について、未公表の映画脚本を週刊誌が無断引用した行為による公表権侵害の成否、試写会による公表の有無、著作権法4…
ホンダの社史が既存のノンフィクション書籍を翻案したものに該当するかが争われた知財高裁令和4年7月14日判決を解説。ノンフィクション作品における「事実」と「創作的表現」の区別について…
インスタグラムの鍵アカウントに投稿した動画から切り取った静止画がGoogleマップに無断転載された事案で、著作権侵害を認め発信者情報の開示を命じた東京地裁令和5年2月28日判決を解…
東京高裁令和4年10月25日判決を取り上げ、日刊新聞に掲載された複数の記事について名誉毀損の成否が争われた事案における真実相当性の判断基準を解説します。
宗教法人の教義(神示)を個人的広報誌に全文掲載した行為について著作権法32条1項の引用該当性が争われた事案を解説します。宗教上の教義への著作権法の適用、総合考慮説による引用の成否判…
東京高裁令和5年3月17日判決は、持続化給付金の不正受給事件で、会社の内部調査に全面協力した被告人らに代わり会社関係者が警察に申告した行為を、被告人らとの意思の連絡に基づくものとし…
特定少年による恐喝保護事件において、家庭裁判所が試験観察を経ずに少年院送致を決定したことの当否が争われた東京高裁令和4年11月18日決定を解説します。試験観察の機能、家庭裁判所の裁…
名古屋地裁令和3年10月29日判決は、日刊紙が公立病院の医師に関する記事を掲載したことをめぐり、取材源の情報の推測に基づく記事化と本件病院・製薬会社への裏付け取材の欠如を理由に、新…
最高裁令和4年12月5日決定は、店舗内で膝上丈のスカートを着用した女性客の左後方至近距離から、前かがみになったその下半身に向けて小型カメラを構えるなどした行為について、東京都の迷惑…
福岡高裁令和2年12月8日判決(令和2年(ネ)第411号、同第547号)は、自転車運転者が2台の中型貨物自動車に時間差で衝突・轢過された事案について、民法719条1項前段の適用及び…
東京地裁令和元年11月27日判決(平成29年(ワ)第36612号)は、社会保険労務士が強制執行を免れる目的で社会保険労務士法人を設立した行為に対し、法人格否認の法理(法人格の濫用)…
週刊誌に掲載された国会議員(当時の国務大臣)に関する「口利き」疑惑記事について、東京高裁が原判決を変更し、出版社に対して330万円の損害賠償を命じた東京高裁令和4年10月27日判決…
東京高裁令和4年10月20日判決は、国会議員である被控訴人が、性被害を公表した控訴人を侮辱・揶揄する内容のツイート25件に「いいね」を押した行為について、原審を覆して名誉感情侵害に…
知財高裁令和4年10月19日判決は、プロのイラストレーターに対する「トレース疑惑」を指摘するツイートをめぐり、発信者情報開示請求における「権利侵害の明白性」の判断枠組み、著作権法3…
東京高裁令和4年10月26日判決(令和2年(ネ)第4044号)は、芸能人の逮捕報道をめぐる集団的取材行為について、事前の意思連絡がなくても民法719条1項前段の共同不法行為が成立し…
大学が教授に授業を担当させなかったことが債務不履行に当たるとして慰謝料の支払を命じた東京高裁令和4年10月24日判決を解説します。労働者の就労請求権の成否、就労拒否の正当な理由、ハ…
福岡地裁令和4年9月9日判決は、支店長として勤務していた従業員が会議中に右被殻出血を発症し、その後死亡したことについて、遺族が労働者災害補償保険法に基づく遺族補償給付を請求した事案…
最高裁判所第三小法廷令和4年2月14日決定(刑集76巻2号101頁)は、キャッシュカードすり替え型窃盗のすり替え役が、被害者の注意をそらす行為を開始する前の段階でも窃盗罪の実行の着…
求人情報に記載された賃金条件と採用内定通知書に記載された賃金条件が異なっていた場合に労働契約の成立が否定された東京高裁令和4年7月14日決定について、事案の概要、裁判所の判断、企業…
東京地方裁判所令和4年3月16日判決は、貿易会社の従業員に対する降格処分を有効と認めた一方で、解雇は無効と判断しました。BC評価が降格の根拠にはなっても解雇の根拠にはならないこと…
最高裁令和4年6月24日判決(ツイッター上の逮捕報道ツイート削除請求事件)について、事案の概要、争点、判断、実務上の対応を弁護士がわかりやすく解説します。
知財高裁令和4年9月27日判決(ANOWA事件控訴審)は、文字から構成されるロゴタイプ(標章)の著作物性について、自他商品・役務識別機能を超えた顕著な独創性と、識別機能という実用性…
東京地裁令和4年6月8日判決(日本相撲協会事件)は、公益財団法人日本相撲協会が常任特別顧問およびその一人会社に対し、裏金受領・信用毀損・業務委託契約上の任務違背を理由に損害賠償を求…
プロボクシングの試合をめぐるルール適用の混乱を発端として、競技団体がジム関係者のライセンス更新を不許可としたことの違法性が争われた東京高裁令和4年2月24日判決を解説します。スポー…
東京地方裁判所令和3年11月25日判決は、非公開会社の定款に「代理人は当会社の株主に限る」と定められていても、株主が病気等で出席困難かつ他の株主と対立関係にある場合は、弁護士による…
東京地裁令和3年4月22日判決は、外国の関連会社における刑事有罪判決が会社法854条1項の役員解任事由(「職務の執行に関し不正の行為又は法令若しくは定款に違反する重大な事実」)にあ…
大阪高裁令和4年3月24日判決は、50%対50%の持株比率の株主間に深刻な対立が生じ、株主総会の開催も役員の選任もなされない状態が継続し、売上・利益が減少している株式会社について…
東京地裁令和4年3月1日判決は、ライブ会場の利用契約について、ウェブサイトに掲載された利用規約のキャンセル料条項が定型約款(民法548条の2)として契約の内容になるか、緊急事態宣言…
東京地裁令和3年12月16日判決は、不動産事業を行う株主(フジファンド株式会社)からユニデンホールディングス株式会社への会計帳簿閲覧謄写請求について、株主自身でなく株主が株式の3分…
金商法166条2項1号ヨ所定の「業務上の提携」を「行うことについての決定」の時期が争われ、金融庁長官による課徴金納付命令が取り消された東京高裁令和3年11月24日判決を解説します…
大阪地裁令和3年11月26日判決(令和2年(行ウ)第137号)は、配当の基準日後・配当決議前に相続が開始した場合に相続税の課税対象となった配当期待権と、その後に受け取った配当所得へ…
大阪地方裁判所令和4年8月31日判決は、電子掲示板に書き込まれた侮辱的な投稿がVTuberとして活動する配信者本人の人格的利益を侵害するとして、プロバイダに対する発信者情報の開示を…
東京高裁令和元年7月16日判決(平成30年(う)第1849号)は、無令状の身体検査・公道上での陰部露出要求・疎明資料への不正確な記載という一連の違法捜査を「令状主義の精神を没却する…
民法369条は抵当権の目的を不動産と地上権・永小作権に限っていますが、特別法により船舶(商法847条)、自動車(自動車抵当法)、農業用動産(農業動産信用法)、建設機械、航空機には抵…
海外取引で既存契約を修正する英文修正契約書(amendment・addendum)の作成時の注意点として、対象契約・条項・修正内容の明確化、残余条項の存続、効力発生日、英米法上のc…
東京高裁令和3年11月18日判決は、覚せい剤等の営利目的所持で逮捕された被疑者の住所を地番まで掲載した新聞記事について、プライバシー侵害の成否を比較衡量の枠組みで検討し、原審を覆し…
横浜家庭裁判所令和2年2月25日判決は、長谷川式スケール5点(後見相当)の認知症高齢者を養親とする養子縁組について、署名代筆・意思能力の低下・代筆同意の合理的疑いを総合評価して縁組…
東京高裁令和3年11月4日判決(原審:東京地裁令和3年3月5日判決)は、医師が自院に関するGoogleマップの口コミ記事の削除をGoogle LLCに対して求めた事案について、削除…
タイムカードの不正打刻やパワーハラスメント等を理由とする懲戒解雇の有効性が争われた東京地裁令和3年6月23日判決について、懲戒解雇の有効性、降格に伴う基本給減額の有効性、中間収入の…
学校法人間の土地売買において土壌汚染対策法の基準値を超える鉛・砒素が検出された事案に関する大阪地裁令和3年1月14日判決を解説。土壌汚染の瑕疵該当性、特約条項の解釈、損害賠償の範囲…
キャッシュカードすり替え型の特殊詐欺において、受け子が被害者宅を訪問する前の段階で窃盗罪の実行の着手が認められるかが争われた東京高裁令和3年7月14日判決を解説します。実行の着手の…
東京地裁令和3年3月18日判決は、会社法206条の2第4項ただし書(緊急の必要性)の適用を否定し、特定引受人承認決議を欠いた第三者割当増資を無効とした公刊の裁判例です。ただし書の適…
令和4年改正博物館法で資料のデジタルアーカイブ化が博物館の事業に加わったことを踏まえ、博物館・美術館が資料をデジタル化・公開する際の権利処理について、著作権(パブリックドメイン、サ…
会計限定監査役の任務懈怠責任について最高裁が初めて判断を示した令和3年7月19日判決を解説します。会計帳簿と計算書類等の照合だけでは任務を尽くしたとはいえない場合があることを明確に…
東京高裁令和3年9月28日判決(令和2年(う)第1708号・第1938号)は、大麻草の種子を播種したが未だ発芽していない段階でも大麻栽培罪の既遂が成立するという「播種説」を高裁とし…
吃音のある新人看護師が入職後約3か月半で精神障害を発病し自殺に至った事案で、複数の業務上の出来事の心理的負荷を総合評価して業務起因性を認めた札幌地裁令和2年10月14日判決を解説し…
山口家庭裁判所周南支部令和3年3月29日審判は、特別縁故者として申立てを行った叔父が審判前に死亡した場合の相続人による地位承継と分与割合の決定、および申立期間を過ぎた者への財産移転…
東京地裁令和3年6月23日判決(労働判例ジャーナル117号34頁)は、ヘリコプター事業部長が部下に自身のタイムカードの代行打刻を行わせていた事案について、降格処分・減給・懲戒解雇の…
大阪地裁令和3年1月21日判決(競艇勝舟投票券自動購入ソフト事件)について、プログラムの著作物性、逆コンパイルによる複製・翻案の成否、共同不法行為責任のポイントを弁護士が解説します…
東京高裁令和3年1月27日判決は、精神保健指定医の指定取消処分について、チーム医療の実情を考慮せずカルテ記載の量及び質のみを根拠とした処分は裁量権の逸脱・濫用に当たり違法であるとし…
東京地裁令和3年6月30日判決(令和元年(ワ)第12146号、令和3年(ワ)第7489号)は、定年後再雇用された従業員からの未払割増賃金・年休相当賃金請求の事案について、21時以降…
東京地裁令和3年5月19日判決は、ネット通販で販売されたソフトビニール製人形(販売価格1万5400円)を転売した購入者に対し、利用規約に置かれた違約金50万円の条項に基づき販売事業…
台風21号によりタンカーが関西国際空港連絡橋に衝突した事故について、平成30年改正後の商法のもとでの「航海の用に供する船舶」の解釈と、船舶所有者の責任制限の可否を判断した福岡高裁令…
東京地裁令和3年1月26日判決(開運推命おみくじ事件)は、四柱推命に基づく100種類のおみくじ文章について、文末表現を整える、ひらがなを漢字に改めるなどの軽微かつ形式的な変更を加え…
大阪高裁令和3年3月3日判決は、防犯カメラ映像をもとに行われた顔画像鑑定(B鑑定)について、その信用性および証明力を否定し、原判決(京都地裁の有罪判決)を破棄して被告人に無罪を言い…
最高裁令和3年3月18日決定は、訴え提起前の証拠保全において電気通信事業者に対する送信者情報の検証物提示命令の申立てがされた事案について、電気通信事業者は通信の内容にかかわらず提示…
東京高裁令和3年3月11日判決は、キャッシュカードすり替え型特殊詐欺の事案において、受け子役の被告人が被害者方を訪れて門扉脇のインターホンを鳴らした段階で窃盗未遂罪の成立(実行の着…
仙台高裁令和3年1月13日判決は、自筆証書遺言の有効性(自書性・実印押印の事実上の推定・筆跡鑑定の信用性)が争われ、原審が有効と判断した遺言を控訴審が無効と判断した事案です。立証責…
東京高裁令和3年4月8日判決(令和2年(ネ)第3155号)は、Twitter(現在のX)上で氏名不詳者が原告になりすましてアカウントを開設し、原告の顔写真を添付して投稿した事案につ…
大阪高裁令和3年1月21日判決(ビジュアルアイデンティティ(VI)制作委託契約事件)について、著作権の譲渡の有無、黙示の包括的利用許諾の範囲、写真の著作物性、利用許諾の範囲を逸脱し…
NPO法人の理事長がダミー会社を経由して約7000万円を不正に取得した疑いがあるとする週刊誌記事について、摘示事実の真実性が認められ名誉毀損の違法性が阻却された東京高裁令和2年7月…
令和4年2月22日に閣議決定され同年の通常国会で成立した博物館法改正では、第3条1項3号に博物館資料のデジタル・アーカイブ化と公開が事業として追加されました(令和5年4月1日施行)…
東京地方裁判所令和2年1月30日判決は、中古自動車輸出会社の代表取締役に支給された2億7200万円から5億2000万円の役員給与について「不相当に高額な部分」があるとした課税処分を…
先輩従業員からの「死ねばいい」「辞めればいい」との発言を受けた新入社員が適応障害を発症し自死に至った事案について、会社の使用者責任を認めつつ自死との相当因果関係および安全配慮義務違…
名古屋地方裁判所令和2年12月17日判決は、国立大学の指導教員によるアカデミックハラスメントの違法性判断基準を示し、論文共著者からの一方的除外を違法と認め国立大学法人の国家賠償責任…
仙台高裁令和3年1月27日判決は、アルツハイマー型認知症に罹患していた97歳の母親が息子との間で自己の相続分全てを無償で譲渡する契約を締結した事案について、意思能力の有無が争われ…
相続の対象とならない一身専属的な権利について、民法に明文のある代理人・委任の当事者・使用貸借の借主・組合員・労働者の地位と、裁判例で一身専属性が認められた認知請求権、婚姻無効確認請…
競合歯科医師による2ちゃんねる・Yahoo!知恵袋への誹謗中傷投稿事案で、名誉毀損の成立を認めながらも売上減少との因果関係を否定し、慰謝料等240万円の限度で請求を一部認容した名古…
東京地裁令和2年12月17日判決は、投資補助ソフトウェアを会員制コミュニティの入会特典として提供していた独占的利用権者(原告)が、入会特典として交付を受けたソフトを無断で複製し第三…
ウェブサイト制作業務の委託をめぐる著作権侵害が争われた知財高裁令和2年10月28日判決(令和元年(ネ)第10086号)を取り上げ、企業のウェブ担当者・法務担当者が押さえておくべきポ…
納骨壇使用契約の中途解約と不返還特約の有効性が争われた大阪地裁令和2年12月10日判決を解説します。契約の法的性質、消費者契約法9条1号による不返還特約の無効、永代使用料の返還範囲…
Googleの口コミサイトにおけるなりすまし投稿について、人格権に基づく投稿記事の削除請求が認められた大阪地裁令和2年9月18日判決を解説します。氏名冒用による人格権侵害の判断枠組…
東京地裁令和2年11月20日判決は、週刊誌・ウェブサイト記事が当時の内閣情報官に対する名誉毀損に該当するかが争われた事案であり、事実摘示と意見・論評の区別、真実性・相当性の抗弁の成…
船舶融資において傭船契約書の偽造が発覚した事案で、金融機関が期限の利益を喪失させた上で会社更生手続開始の申立て等を行ったことの適法性が争われた東京地裁令和元年5月31日判決及び東京…
祇園祭の写真の無断使用をめぐる東京地裁平成20年3月13日判決を取り上げ、写真の著作物性、翻案権侵害の判断基準、著作物利用時の注意義務について解説します。
コメントを付けない単純リツイートであっても名誉毀損として不法行為責任を負い得ると判断した大阪高裁令和2年6月23日判決を解説します。SNS上の拡散行為のリスク、一般閲読者基準の適用…
第1種少年院送致を命じた家庭裁判所の決定を抗告審が取り消し差し戻した広島高裁令和2年8月18日決定を解説。自立援助ホームでの示兇器脅迫事案について、社会内処遇優先の原則、要保護性・…
東京地裁令和2年3月19日判決(LINEマーケティングツール開発事件)は、LINE@を利用した集客・マーケティング支援ツールの画面に表示される「カテゴリー名」の選択・配列が編集著作…
有価証券報告書の虚偽記載に基づく損害賠償請求において、発行会社による事前の情報開示(リスクの警告)と投資家のリスク認識を理由に相当因果関係を否定した大阪地裁令和2年3月27日判決を…
大阪高裁令和2年8月28日判決は、著名な性格検査(矢田部ギルフォード性格検査:YG性格検査)の検査用紙の著作権を相続した者が、用紙を発行・販売する会社に対し著作権侵害を理由に差止め…
仙台高等裁判所令和2年6月11日決定(令和2年(ラ)第17号)は、全財産を長男に相続させる代わりに二男の生活を援助することを負担とする、いわゆる負担付「相続させる」旨の遺言について…
知財高裁令和2年6月24日判決(「グラップラー刃牙」二次利用窓口業務契約事件)は、著作権譲渡契約における「特掲」要件(著作権法61条2項)、二次的著作物における原著作者の権利、ロイ…
東京高裁令和2年6月26日判決は、危急時遺言(民法976条)の確認において家庭裁判所が得るべき心証の程度は「一応遺言者の真意に適うと判断される程度」で足りるとした上で、遺言後に行わ…
知財高裁令和2年10月6日判決は、著名なアニメのキャラクターを利用したBL同人誌が複数の海賊版サイトに無断掲載された事案について、①著作権法114条1項の「受信複製物の数量」は閲覧…
薬物の売買代金が前払いされたものの約束した薬物の一部しか引き渡されなかった場合に、前払代金の全額が麻薬特例法にいう薬物犯罪収益に該当するとした最高裁令和元年12月20日判決を解説し…
東京地裁令和2年6月25日判決(チェブラーシカ事件)は、ロシアの映画スタジオからキャラクター「チェブラーシカ」の商品化権の独占的利用権の付与を受けたと主張する米国法人が、日本でキャ…
令和3年6月2日公布の改正著作権法のうち、令和4年1月1日施行の放送番組のインターネット同時配信等に係る権利処理の円滑化について、権利制限規定の拡充、許諾推定規定の創設(改正法63…
漫画「Mr. BEAK」の作者がLINEスタンプ「うるせぇトリ」の作者に対して著作権侵害を主張した事案について、裁判所がどのような判断を示したかを解説します。キャラクターイラストの…
国土交通省が令和3年5月20日に公表した「宅地建物取引業者による人の死に関する心理的瑕疵の取扱いに関するガイドライン(案)」について、対象不動産、告知すべき事案(他殺・自死・事故死…
就労継続支援A型事業所を運営するNPO法人が、労働条件通知書の雇用期間を書き換えて助成金を申請・受給したことが不正受給に該当するとして、助成金全額(約1,409万円)の返還義務が認…
被用者が使用者の事業の執行について第三者に損害を加え被害者に賠償した場合に使用者に対して求償できるか(逆求償)について初めて判断を示した最高裁令和2年2月28日判決を解説します。求…
知財高裁令和2年2月20日判決(「ジル・スチュアート」ライセンス契約事件)は、ブランドライセンス契約終了後にライセンシーがデザイナーの肖像・氏名及び広告写真を自社ウェブサイト等で利…
東京地方裁判所令和2年1月31日判決は、いわゆる連件登記の後件のみを受任した司法書士が、前件の登記申請手続書類の真否等についてまで調査確認義務を負うかという問題について、原則として…
2021年4月1日施行の改正割賦販売法(令和2年改正)について、極度額10万円以下の登録少額包括信用購入あっせん業者制度、新たな与信審査手法の認定制度、決済代行業者等へのカード番号…
大阪地裁令和2年1月14日判決は、文化勲章受章者である彫刻家・富永直樹氏のブロンズ像が無断で複製・販売された事案について、著作権法114条3項に基づく許諾料相当額の算定方法を判示し…
大手電機メーカーの有価証券報告書虚偽記載事案について、不法行為及び金商法21条の2に基づく損害額の算定方法(市場要因の控除、総平均法、民訴法248条の適用等)を詳細に判示した東京地…
大阪高裁令和2年2月27日決定は、妻が遺言で夫の推定相続人廃除(民法892条・893条)を求めた事案について、配偶者を廃除するためには、離婚原因である「婚姻を継続し難い重大な事由」…
札幌高裁令和2年2月6日判決(平成30年(ネ)第302号)は、従軍慰安婦に関する新聞記事を批判したジャーナリストの論文が名誉毀損に当たるかが争われた事案です。信用性ある複数資料の総…
東京地裁令和元年5月30日判決(平成27年(行ウ)第51号)は、金商法166条1項5号の「職務に関し知った」について、契約担当役員等との職務上の関わり合いを通じた内部情報が別経路の…
東京地裁平成31年4月25日判決(平成29年(ワ)第28356号)は、転貸特約がある賃貸借契約においても、賃貸人の明示的な承諾なく民泊として利用することは用法遵守義務に違反し、賃貸…
名古屋地裁令和2年1月21日判決は、採用時に「期間の定めなし」と説明したうえで労働条件通知書を交付した後、「期間の定めあり」と記載された労働条件通知書を改めて交付して労働者の署名押…
東京地裁令和元年12月26日判決は、ソフトウェア開発会社に雇用されたプログラマーが業務上作成したソースコードの提出を拒んだ事案について、従業員は労働契約に基づき会社から提出を求めら…
知財高裁令和元年12月26日判決(ペンギン画像事件)は、2羽のペンギンを撮影した写真のうち1羽のみをトリミングしてSNSのプロフィール画像に使用した行為について、写真の一部にも独立…
令和2年7月10日施行の遺言書保管法(法務局における遺言書の保管等に関する法律)について、対象が自筆証書遺言に限られること、家庭裁判所の検認が不要となること、遺言者本人の出頭、省令…
配偶者居住権を死因贈与によって取得できるかについて、民法1028条1項には遺産分割と遺贈のみが規定されていますが、民法554条により死因贈与には性質に反しない限り遺贈の規定が準用さ…
知財高裁令和元年6月6日判決(新冷蔵庫システム開発事件)は、システム開発の委託に基づき作成されたソースコードの「成果物」該当性、ベンダーの既存プログラム流用時の利用許諾範囲、契約終…
従業員による職場での無断録音や業務命令違反が問題となり普通解雇が有効と判断された東京地裁立川支部平成30年3月28日判決を解説します。録音禁止命令の法的根拠、解雇に至るプロセスの重…
大阪地裁平成31年3月27日判決は、飲食店を経営する被保険者による火災保険金3000万円の請求に対し、保険会社が「被保険者又はその意を受けた者による放火であり免責条項に該当する」と…
芸能リポーターが著名なミュージシャンから個人的に提供を受けた未公表の楽曲をテレビの生放送番組内で無断再生した行為について、著作権(公衆送信権)及び著作者人格権(公表権)の侵害が認め…
東京地裁平成30年8月30日判決は、韓国アーティストグループ「5tion(オーション)」と日本の事業者との間の専属契約に関し、報酬の算定における経費控除の可否、分配比率の事後的変更…
2019年11月開催の第21回図書館総合展の参加報告です。大阪市立図書館のCC0によるオープンデータ提供、災害アーカイブ、蔵書点検のAI・ロボット、OpenGLAM JAPANの「…
知財高裁平成30年8月23日判決は、ドキュメンタリー映画制作会社が琉球朝日放送の報道映像(沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事故の現場映像)を無許諾で使用した行為について、著作権法32条1項…
大阪市立図書館のVHS郷土資料の閲覧終了をめぐる2019年9月の報道を題材に、著作権法31条1項2号「図書館資料の保存のため必要がある場合」の解釈を検討し、2015年の文化審議会資…
玄光社『時代と作品で読み解く 映画ポスターの歴史』(イアン・ヘイドン・スミス著、岡田秀則監修)の書評です。映画の発明から2010年代までの世界の映画ポスターを芸術と興行の観点から辿…
知財高裁平成30年6月20日判決(平成29年(ネ)第10081号)は、消防支援車Ⅰ型の製造に関連して、①制御プログラム(ラダー図)、②タッチパネル画面、③取扱説明書、④警告シールと…
東京地裁平成30年6月19日判決(平成28年(ワ)第32742号)は、美術館が所蔵する着物作品をグッズ・広報物に無断複製・販売した行為が著作権侵害に当たるかが争われた事案です。所有…
知財高裁平成28年12月26日判決は、性犯罪被害を題材としたノンフィクション作品の著者が、同作品に基づいて制作された映画について翻案権侵害等を主張した事案です。ノンフィクション作品…
2018年のフジロック・フェスティバルで初めて観たボブ・ディランのライブの感想です。原曲のメロディをほとんど歌わず歌詞を1行ずつ言い放つスタイルや、バンドのスウィングするロックンロ…
刑事裁判における執行猶予について、実刑判決との違い(執行猶予期間を罪を犯さず過ごせば刑の言渡しが効力を失うこと)、刑法が定める初度の執行猶予の要件(3年以下の懲役・禁錮または50万…
2004年の刑事訴訟法改正で導入された即決裁判手続について、事案が明白かつ軽微で被疑者の書面による同意があることなどの要件、起訴後速やかに公判が開かれ必ず執行猶予判決となり保釈も通…
執行猶予期間中に再び罪を犯した場合の再度の執行猶予について、刑法25条2項の要件(1年以下の懲役・禁錮、特に酌量すべき情状、保護観察中でないこと)と必ず保護観察が付くこと、実務上狭…
起訴後に請求できる保釈について、権利保釈・裁量保釈・義務的保釈の3種類、保釈請求書の提出から検察官の意見、裁判官面接、保釈保証金(150万円から300万円程度が相場)の納付、釈放ま…
刑事事件における示談について、不起訴処分や早期釈放、執行猶予など処分が軽くなる可能性が高まり、民事上の紛争も併せて解決できるというメリット、被害者が加害者本人には連絡先を開示しない…
札幌地裁平成30年2月28日判決は、筆跡鑑定の結果と便箋の流通時期を踏まえ、遺言者の自筆とは認め難く作成日も特定できないとして自筆証書遺言を無効と判断しました。民法968条1項の自…
大阪地裁平成29年1月12日判決は、書籍の印刷用データ(デジタル情報)が所有権の対象とならないことを確認しつつ、出版業界の商慣行を認定し、印刷・製本契約における黙示の合意又は信義則…
知的財産高等裁判所平成29年1月24日判決(プレジデント記事翻案事件・控訴審)は、雑誌記事をウェブメディアで紹介・引用したことが問題となった事案について、翻案権侵害、同一性保持権侵…
知財高裁平成29年3月14日判決(サプリメント会員登録サイトHTML制作事件)は、ウェブサイトの会員登録ページを構成するHTMLプログラムについて、HTMLの文法・ルールに従ったあ…
平成30年4月1日施行の臨床研究法について、治験を除く「臨床研究」と「特定臨床研究」の範囲、認定臨床研究審査委員会の審査や実施計画の提出といった実施手続、製薬企業等からの研究資金等…
平成29年6月公布の医療法改正により、医療機関のウェブサイトも広告規制の対象となりました。広告の3要件から認知性が外れた経緯、虚偽・比較優良・誇大広告等の禁止事項の法律化、体験談や…
婦人服アンサンブルのデザイン模倣が問題となった大阪地裁平成29年1月29日判決を解説。不正競争防止法2条1項3号の形態模倣における「実質的同一性」の判断(共通点・相違点の整理、あり…
寺田倉庫で開催された「Dance Archive Project in Tokyo 2017」で大野慶人氏とアノーニ氏の公演を観た報告です。会場に展示された舞踏のVR記録を手がかり…
知財高裁平成28年12月21日判決は、ゴルフクラブのシャフトに施された縞模様のデザインの著作物性が争われた事案です。応用美術の著作物性の判断枠組みについて、高い創作性の判断基準を一…
知財高裁平成28年11月30日判決(スティック型加湿器事件・平成28年(ネ)第10018号)は、商品展示会に出展された商品が不正競争防止法2条1項3号にいう「他人の商品」に該当する…
消費者庁が平成29年11月2日に行った景品表示法に基づく措置命令では、自作自演の比較サイトによる表示が優良誤認表示と判断されました。裏付け資料の提出義務(法7条2項)と15日の提出…
JASRACが映画上映使用料を興行収入比例へ引き上げる意向を示した問題を取り上げます。製作・配給・興行という映画ビジネスの構造を踏まえ、著作権等管理事業法13条に基づく使用料規程の…
消費者庁が2017年10月30日に消費者安全法に基づき公表した、Instagramの写真で稼げるとうたう情報商材業者への注意喚起を取り上げます。不実告知や虚偽の体験談が「消費者事故…
最高裁平成29年1月31日決定は、児童売春による逮捕歴に関するGoogle検索結果の削除請求について、事実を公表されない法的利益が優越することが明らかな場合に削除を求め得ると判断し…
東京地裁平成17年10月20日判決は、「財産の分配は長男に一任する」との自筆証書遺言について、相続人の1人に分配を委ねると公正な分配が期待できないとして民法908条の趣旨に反し無効…
知財高裁平成28年10月13日判決(幼児用練習箸事件)は、幼児用練習箸(エジソンのお箸)の製品形態及び工業用デザイン画について、応用美術の著作物性を否定し、複製権・翻案権侵害を認め…
京都で開催された「アーカイブサミット2017」2日目の参加報告です。マンガ・アニメ・ゲームの資源化を論じたミニシンポジウム、御厨貴氏の歴史学の視点からの基調講演、福井健策氏によるデ…
2017年9月に京都で開催された「アーカイブサミット2017」1日目の参加報告です。吉見俊哉氏・生貝直人氏らによるデジタルアーカイブの状況レビュー、国立国会図書館のジャパンサーチ構…
東京藝術大学が復元技術を開発した「クローン文化財」を題材に、文化財を3Dデータ化した際の著作権を検討します。単純なスキャンデータは創作性を欠き著作物に当たらないとする考え方と、知的…
東京地裁平成29年4月27日判決は、傍受により取得した無線LANのWEP鍵でアクセスポイントに接続した行為について、WEP鍵は電波法109条1項の「無線通信の秘密」に当たらないとし…
洪水を撮影したTwitter動画の報道利用をめぐる炎上事件を契機に、著作権法41条「時事の事件の報道のための利用」の4つの要件を整理します。報道写真が「事件を構成する著作物」に当た…
美術館による展示作品のタブレット案内やウェブサイトでのサムネイル表示について、現行著作権法の展示権(25条)と小冊子掲載(47条)の規定、全国美術館会議の要望書、文化審議会中間まと…
京都の「おもちゃ映画ミュージアム」で行った研究発表「映画の著作権を考える」の報告です。映画前史の機材やおもちゃ映画の保存活動を紹介したうえで、映画の著作者・著作権者、パブリック・ド…
ヨーロピアーナとDPLAが創設した権利表記「Rights Statements」について、著作権あり・著作権なし・その他の3分類12種類のマークの意味を解説します。作者自身の許諾を…
2017年7月に岐阜女子大学で開催されたデジタルアーカイブ学会第1回研究大会の参加報告(後編)です。ポピュラー音楽、無形文化資源、メタデータ、Linked Data、権利表記などの…
2017年7月に岐阜女子大学で開催されたデジタルアーカイブ学会第1回研究大会の参加報告(前編)です。吉見俊哉氏の基調講演「なぜ、デジタルアーカイブなのか?」、法制度・技術・人材養成…
Instagramに投稿された写真の著作権と肖像権について、利用規約とプライバシーポリシーをもとにQ&A形式で解説します。他人の写真の無断利用の可否、API利用規約に従った商用利用…
ロンドンのフィルム・アーカイブ機関BFIを訪ねた報告を交え、EU孤児著作物指令(Directive 2012/28/EU)に基づくイギリスの孤児著作物のデジタル配信の仕組みを解説し…
東京地裁平成28年1月18日判決は、まとめサイト「NAVERまとめ」に写真を無断掲載された著作権者が、経由プロバイダに対して発信者情報の開示を求め、これが認められた裁判例です。①権…
知財高裁平成28年6月29日判決(「カラー版怪獣ウルトラ図鑑復刻版」事件)は、書籍の復刻版にイラストを再使用することについての著作者の許諾の成否・範囲、および氏名表示の方法が著作権…
平成29年5月30日全面施行の改正個人情報保護法を踏まえ、プライバシーポリシーに記載すべき事項を整理します。利用目的の公表(法18条1項)や保有個人データに関する事項(法27条1項…
知財高裁平成28年12月21日判決(リスラジ「おすすめ番組まとめ」チャンネル事件)は、コミュニティFM放送事業者が音楽配信アプリ「リスラジ」で配信していた音楽番組が、レコード利用許…
退職後の残業代請求に対し会社が「管理監督者」(労基法41条2号)に当たると反論した相談事例を取り上げます。経営への参画、労働時間の裁量、賃金上の処遇という3つの判断要素、日本マクド…
最高裁平成27年11月20日判決は、自筆証書遺言の文面全体に赤色のボールペンで斜線を引く行為について、遺言全体の効力を失わせる意思の表れとして民法1024条前段の「故意に遺言書を破…
大阪地裁平成28年11月28日判決(カーナビ地図データ使用許諾契約事件)について、ライセンス契約における使用権料の法的性質(年間最低使用料)、ライセンサーによる「不安の抗弁」の成立…
知的財産高等裁判所平成28年1月27日判決(平成27年(ネ)第10064号)は、故人の未発表・全集未収録作品を収録した書籍について、遺族代表者が自らを編集著作者であると主張して著作…
東京地方裁判所平成28年1月29日判決は、風水コンサルタントのブログ記事を一部改変して「2ちゃんねる」のスレッドに投稿した発信者について、経由プロバイダに対する発信者情報開示請求を…
相続人の1人が行方不明の場合、遺産分割協議には相続人全員の参加が必要なため、家庭裁判所に不在者財産管理人の選任(民法25条)を申し立てる手続を解説します。申立ての費用・書類・期間…
知財高裁平成28年1月19日判決(旅行業データベース事件・平成26年(ネ)第10059号)は、リレーショナルデータベースの著作物性、複製・翻案の判断方法、データベース部分の損害額算…
知財高裁平成28年2月24日判決(ウェブサイトの品質誤認事件)は、インターネット上の情報削除に関するITサポート事業者が、自社ウェブサイトで「弁護士は、料金が高い」「ネット削除に詳…
知財高裁平成28年2月24日判決(「生命の實相」収録論文事件)は、編集著作物に関する複数の論点について判断を示した裁判例です。①編集著作権者と素材の著作権者が同一人物である場合、編…
知財高裁平成28年2月24日判決(中国塗料技研事件)は、職務著作の要件である法人等の「発意」(著作権法15条2項)が著作物の作成が直接又は間接に法人等の意図に由来することを意味する…
知財高裁平成28年2月17日判決(トムとジェリー格安DVD事件)は、共同事業合意書が双方の押印を欠いたまま事業が進行した事案について、共同事業の合意成立を否定し、著作権侵害(複製権…
大阪地裁平成28年2月8日判決は、算数・数学の学習教材のライセンス契約について、ライセンシーが無断で第三者に教材の分冊発行・販売を許諾した行為が、ライセンサーの著作権・商標権を保護…
東京地裁平成28年2月16日判決は、米国キッチン・バス製品メーカーの日本正規代理店が作成した製品カタログを、競合の販売代理店が流用してカタログを作成・配布した事案について、著作権侵…
知財高裁平成27年11月26日判決は、関連会社間でのプログラムのインストール・バージョンアップ・使用について、著作権者の「許諾」があったと認められるか否かが争われた事案です。グルー…
東京地裁平成27年12月9日判決は、ヘアデザインコンテストのノミネート作品として撮影されたヘアスタイル写真の著作者はカメラマンであるとし、被写体の組み合わせ・配置、構図・カメラアン…
英単語の語呂合わせをめぐる著作権侵害が争われた東京地裁平成27年11月30日判決を解説。短く表現上の制約がある表現の創作性、「ありふれた表現」の考え方、アイデアと表現の区別、依拠(…
東京地裁平成27年11月20日判決は、アパレル会社がフリーランスの写真家に契約書を作成せずに広告宣伝用のファッション写真の撮影を依頼し、写真のトリミング加工・雑誌広告への掲載・氏名…
中学校用歴史教科書の記述をめぐる著作権侵害が争われた知財高裁平成27年9月10日判決(歴史教科書事件)を解説。事実を説明する記述の「創作性」の判断手法(ろ過テスト)、アイディア・事…
平成28年5月成立の刑事訴訟法改正で導入された日本版司法取引(証拠収集等への協力及び訴追に関する合意制度)について、他人の刑事事件への協力に限られる点、対象となる特定犯罪、弁護人の…
知財高裁平成27年5月25日判決(マンション建築設計図事件)は、マンション建替計画において、控訴人が作成した設計図を参照して被控訴人らが別の設計図を作成したとして、著作権(複製権・…
東京地裁平成27年12月7日判決(TOKYO PHOTO事件)は、契約交渉決裂後に写真家のサンプル画像から「SAMPLE」表示を消去してウェブサイト等に掲載した行為について、複製権…
商業登記規則61条の改正により、2016年10月1日以降、株主総会決議を要する登記申請には株主リストの添付が必要になりました。議決権上位10名または3分の2に達するまでの株主を記載…
知財高裁平成27年5月21日判決は、ブログ記事を無断で漫画化して雑誌に掲載した出版社・編集会社に翻案権・著作者人格権(氏名表示権・同一性保持権)侵害の責任を認める一方、被害者ライタ…
新聞社が無断復刊した出版社を相手に著作権・著作者人格権侵害を争った知財高裁平成27年5月28日判決を解説。職務著作(著作権法15条1項)の成立範囲があとがきにも及ぶこと、会社分割に…
NECと長岡技術科学大学が開発した耳穴の音響特性による生体認証技術を題材に、平成27年改正個人情報保護法で新設された「個人識別符号」(法2条2項1号)の意義を解説します。耳の認証デ…
2013年採択のマラケシュ条約と日本の著作権法37条3項を比較し、受益者の範囲拡大、Authorized Entityの指定、複製物の国際的な輸出入という条約締結に必要な改正点を解…
東京地裁平成27年3月26日判決(「幻想ネーミング辞典」事件)は、特定の読者層を意識して編まれたネーミング辞典について編集著作物としての保護を認め、類似書籍の出版差止めと損害賠償を…
知財高裁平成27年3月26日判決は、ソフトウェア会社(発注者)が、開発を委託したベンダーが同種のディスクパブリッシャー制御ソフトを開発して発注者の商談先であった中国企業に販売活動を…
ご家族や大切な方が逮捕された場合に取るべき対応を解説します。弁護士による即日接見と接見交通権、家族による弁護人選任(刑事訴訟法30条2項)、逮捕から72時間と勾留最長20日という身…