YouTubeへの根拠なき著作権侵害通知による動画削除と不法行為責任(大阪高裁令和4年10月14日判決)
大阪高等裁判所令和4年10月14日判決は、競合する動画投稿者の動画を削除させる目的でYouTubeに著作権侵害通知を提出した行為について、通知者に不法行為責任を認め損害賠償の支払い…
大阪高等裁判所令和4年10月14日判決は、競合する動画投稿者の動画を削除させる目的でYouTubeに著作権侵害通知を提出した行為について、通知者に不法行為責任を認め損害賠償の支払い…
デザイン会社が、JTの販売促進用小冊子のために写真家から総額460万円で利用許諾を受けた写真4点を、契約書のないまま約7年間にわたり自社ウェブサイトの作品紹介ページに掲載していた行…
知財高裁令和7年3月26日判決は、絵柄を除いたタオル部分の著作物性(応用美術)を否定し、許諾料のみを得ている著作権者への著作権法114条2項の適用も否定した原審判決を維持しました…
写真家が著作権を有する写真をウェブサイトに無断投稿した発信者の情報開示を求めた事件で、著作権法41条(時事の事件の報道のための利用)の適用が争われた事例を解説します。東京地裁令和5…
知財高裁令和6年5月30日判決は、東日本大震災の被災者を取材したドキュメンタリー映画の制作者が、同じ被災者を題材とするノンフィクション書籍の著者に対し翻案権等の侵害を主張した事案で…
医療系アニメーション映像の制作委託をめぐり、映画の著作物該当性、著作者・著作権者の認定(著作権法29条1項)、及び氏名表示権侵害が争われた知財高裁令和6年3月28日判決を解説します…
知財高裁令和6年4月23日判決を素材に、キャラクター名の著作物性、出版契約に基づく協議義務、コンテンツビジネスにおける契約設計の留意点を弁護士が解説します。
戦闘ゲームの開発業務を受託した個人クリエイターが、戦闘アニメーション動画等の著作権の帰属を争った知財高裁令和5年11月28日判決について、業務委託契約における著作権移転条項の解釈と…
大阪地裁令和5年10月26日判決は、写真家が撮影した写真をTwitter上で無断転載し、批判的な感想を付して投稿した行為が、著作権(複製権・公衆送信権)および著作者人格権(氏名表示…
Twitter(現X)に投稿された書類写真の無断利用が争われた知財高裁令和5年12月13日判決を解説。iPhoneで撮影した書類写真の著作物性、SNS上の適法引用の要件、出所表示の…
東京地裁令和5年6月12日判決は、YouTube動画のテロップの文章を無断でウェブサイト記事に転載した行為が著作権(複製権・翻案権・公衆送信権)の侵害に当たるとされた事案です。動画…
知財高裁令和5年3月16日判決(令和4年(ネ)第10073号、将棋テレビ番組ナレーション無断使用事件)は、公共放送のテレビ番組「将棋フォーカス」のナレーション・字幕で、将棋に関する…
知的財産高等裁判所令和5年2月7日判決(令和4年(ネ)第10059号)について、未公表の映画脚本を週刊誌が無断引用した行為による公表権侵害の成否、試写会による公表の有無、著作権法4…
ホンダの社史が既存のノンフィクション書籍を翻案したものに該当するかが争われた知財高裁令和4年7月14日判決を解説。ノンフィクション作品における「事実」と「創作的表現」の区別について…
インスタグラムの鍵アカウントに投稿した動画から切り取った静止画がGoogleマップに無断転載された事案で、著作権侵害を認め発信者情報の開示を命じた東京地裁令和5年2月28日判決を解…
宗教法人の教義(神示)を個人的広報誌に全文掲載した行為について著作権法32条1項の引用該当性が争われた事案を解説します。宗教上の教義への著作権法の適用、総合考慮説による引用の成否判…
知財高裁令和4年10月19日判決は、プロのイラストレーターに対する「トレース疑惑」を指摘するツイートをめぐり、発信者情報開示請求における「権利侵害の明白性」の判断枠組み、著作権法3…
知財高裁令和4年9月27日判決(ANOWA事件控訴審)は、文字から構成されるロゴタイプ(標章)の著作物性について、自他商品・役務識別機能を超えた顕著な独創性と、識別機能という実用性…
令和4年改正博物館法で資料のデジタルアーカイブ化が博物館の事業に加わったことを踏まえ、博物館・美術館が資料をデジタル化・公開する際の権利処理について、著作権(パブリックドメイン、サ…
大阪地裁令和3年1月21日判決(競艇勝舟投票券自動購入ソフト事件)について、プログラムの著作物性、逆コンパイルによる複製・翻案の成否、共同不法行為責任のポイントを弁護士が解説します…
東京地裁令和3年1月26日判決(開運推命おみくじ事件)は、四柱推命に基づく100種類のおみくじ文章について、文末表現を整える、ひらがなを漢字に改めるなどの軽微かつ形式的な変更を加え…
大阪高裁令和3年1月21日判決(ビジュアルアイデンティティ(VI)制作委託契約事件)について、著作権の譲渡の有無、黙示の包括的利用許諾の範囲、写真の著作物性、利用許諾の範囲を逸脱し…
東京地裁令和2年12月17日判決は、投資補助ソフトウェアを会員制コミュニティの入会特典として提供していた独占的利用権者(原告)が、入会特典として交付を受けたソフトを無断で複製し第三…
ウェブサイト制作業務の委託をめぐる著作権侵害が争われた知財高裁令和2年10月28日判決(令和元年(ネ)第10086号)を取り上げ、企業のウェブ担当者・法務担当者が押さえておくべきポ…
祇園祭の写真の無断使用をめぐる東京地裁平成20年3月13日判決を取り上げ、写真の著作物性、翻案権侵害の判断基準、著作物利用時の注意義務について解説します。
東京地裁令和2年3月19日判決(LINEマーケティングツール開発事件)は、LINE@を利用した集客・マーケティング支援ツールの画面に表示される「カテゴリー名」の選択・配列が編集著作…
大阪高裁令和2年8月28日判決は、著名な性格検査(矢田部ギルフォード性格検査:YG性格検査)の検査用紙の著作権を相続した者が、用紙を発行・販売する会社に対し著作権侵害を理由に差止め…
知財高裁令和2年6月24日判決(「グラップラー刃牙」二次利用窓口業務契約事件)は、著作権譲渡契約における「特掲」要件(著作権法61条2項)、二次的著作物における原著作者の権利、ロイ…
知財高裁令和2年10月6日判決は、著名なアニメのキャラクターを利用したBL同人誌が複数の海賊版サイトに無断掲載された事案について、①著作権法114条1項の「受信複製物の数量」は閲覧…
東京地裁令和2年6月25日判決(チェブラーシカ事件)は、ロシアの映画スタジオからキャラクター「チェブラーシカ」の商品化権の独占的利用権の付与を受けたと主張する米国法人が、日本でキャ…
令和3年6月2日公布の改正著作権法のうち、令和4年1月1日施行の放送番組のインターネット同時配信等に係る権利処理の円滑化について、権利制限規定の拡充、許諾推定規定の創設(改正法63…
漫画「Mr. BEAK」の作者がLINEスタンプ「うるせぇトリ」の作者に対して著作権侵害を主張した事案について、裁判所がどのような判断を示したかを解説します。キャラクターイラストの…
知財高裁令和2年2月20日判決(「ジル・スチュアート」ライセンス契約事件)は、ブランドライセンス契約終了後にライセンシーがデザイナーの肖像・氏名及び広告写真を自社ウェブサイト等で利…
大阪地裁令和2年1月14日判決は、文化勲章受章者である彫刻家・富永直樹氏のブロンズ像が無断で複製・販売された事案について、著作権法114条3項に基づく許諾料相当額の算定方法を判示し…
知財高裁令和元年12月26日判決(ペンギン画像事件)は、2羽のペンギンを撮影した写真のうち1羽のみをトリミングしてSNSのプロフィール画像に使用した行為について、写真の一部にも独立…
知財高裁令和元年6月6日判決(新冷蔵庫システム開発事件)は、システム開発の委託に基づき作成されたソースコードの「成果物」該当性、ベンダーの既存プログラム流用時の利用許諾範囲、契約終…
芸能リポーターが著名なミュージシャンから個人的に提供を受けた未公表の楽曲をテレビの生放送番組内で無断再生した行為について、著作権(公衆送信権)及び著作者人格権(公表権)の侵害が認め…
知財高裁平成30年8月23日判決は、ドキュメンタリー映画制作会社が琉球朝日放送の報道映像(沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事故の現場映像)を無許諾で使用した行為について、著作権法32条1項…
大阪市立図書館のVHS郷土資料の閲覧終了をめぐる2019年9月の報道を題材に、著作権法31条1項2号「図書館資料の保存のため必要がある場合」の解釈を検討し、2015年の文化審議会資…
知財高裁平成30年6月20日判決(平成29年(ネ)第10081号)は、消防支援車Ⅰ型の製造に関連して、①制御プログラム(ラダー図)、②タッチパネル画面、③取扱説明書、④警告シールと…
東京地裁平成30年6月19日判決(平成28年(ワ)第32742号)は、美術館が所蔵する着物作品をグッズ・広報物に無断複製・販売した行為が著作権侵害に当たるかが争われた事案です。所有…
知財高裁平成28年12月26日判決は、性犯罪被害を題材としたノンフィクション作品の著者が、同作品に基づいて制作された映画について翻案権侵害等を主張した事案です。ノンフィクション作品…
大阪地裁平成29年1月12日判決は、書籍の印刷用データ(デジタル情報)が所有権の対象とならないことを確認しつつ、出版業界の商慣行を認定し、印刷・製本契約における黙示の合意又は信義則…
知的財産高等裁判所平成29年1月24日判決(プレジデント記事翻案事件・控訴審)は、雑誌記事をウェブメディアで紹介・引用したことが問題となった事案について、翻案権侵害、同一性保持権侵…
知財高裁平成29年3月14日判決(サプリメント会員登録サイトHTML制作事件)は、ウェブサイトの会員登録ページを構成するHTMLプログラムについて、HTMLの文法・ルールに従ったあ…
寺田倉庫で開催された「Dance Archive Project in Tokyo 2017」で大野慶人氏とアノーニ氏の公演を観た報告です。会場に展示された舞踏のVR記録を手がかり…
知財高裁平成28年12月21日判決は、ゴルフクラブのシャフトに施された縞模様のデザインの著作物性が争われた事案です。応用美術の著作物性の判断枠組みについて、高い創作性の判断基準を一…
JASRACが映画上映使用料を興行収入比例へ引き上げる意向を示した問題を取り上げます。製作・配給・興行という映画ビジネスの構造を踏まえ、著作権等管理事業法13条に基づく使用料規程の…
知財高裁平成28年10月13日判決(幼児用練習箸事件)は、幼児用練習箸(エジソンのお箸)の製品形態及び工業用デザイン画について、応用美術の著作物性を否定し、複製権・翻案権侵害を認め…
東京藝術大学が復元技術を開発した「クローン文化財」を題材に、文化財を3Dデータ化した際の著作権を検討します。単純なスキャンデータは創作性を欠き著作物に当たらないとする考え方と、知的…
洪水を撮影したTwitter動画の報道利用をめぐる炎上事件を契機に、著作権法41条「時事の事件の報道のための利用」の4つの要件を整理します。報道写真が「事件を構成する著作物」に当た…
美術館による展示作品のタブレット案内やウェブサイトでのサムネイル表示について、現行著作権法の展示権(25条)と小冊子掲載(47条)の規定、全国美術館会議の要望書、文化審議会中間まと…
ヨーロピアーナとDPLAが創設した権利表記「Rights Statements」について、著作権あり・著作権なし・その他の3分類12種類のマークの意味を解説します。作者自身の許諾を…
Instagramに投稿された写真の著作権と肖像権について、利用規約とプライバシーポリシーをもとにQ&A形式で解説します。他人の写真の無断利用の可否、API利用規約に従った商用利用…
ロンドンのフィルム・アーカイブ機関BFIを訪ねた報告を交え、EU孤児著作物指令(Directive 2012/28/EU)に基づくイギリスの孤児著作物のデジタル配信の仕組みを解説し…
東京地裁平成28年1月18日判決は、まとめサイト「NAVERまとめ」に写真を無断掲載された著作権者が、経由プロバイダに対して発信者情報の開示を求め、これが認められた裁判例です。①権…
知財高裁平成28年6月29日判決(「カラー版怪獣ウルトラ図鑑復刻版」事件)は、書籍の復刻版にイラストを再使用することについての著作者の許諾の成否・範囲、および氏名表示の方法が著作権…
知財高裁平成28年12月21日判決(リスラジ「おすすめ番組まとめ」チャンネル事件)は、コミュニティFM放送事業者が音楽配信アプリ「リスラジ」で配信していた音楽番組が、レコード利用許…
大阪地裁平成28年11月28日判決(カーナビ地図データ使用許諾契約事件)について、ライセンス契約における使用権料の法的性質(年間最低使用料)、ライセンサーによる「不安の抗弁」の成立…
知的財産高等裁判所平成28年1月27日判決(平成27年(ネ)第10064号)は、故人の未発表・全集未収録作品を収録した書籍について、遺族代表者が自らを編集著作者であると主張して著作…
東京地方裁判所平成28年1月29日判決は、風水コンサルタントのブログ記事を一部改変して「2ちゃんねる」のスレッドに投稿した発信者について、経由プロバイダに対する発信者情報開示請求を…
知財高裁平成28年1月19日判決(旅行業データベース事件・平成26年(ネ)第10059号)は、リレーショナルデータベースの著作物性、複製・翻案の判断方法、データベース部分の損害額算…
知財高裁平成28年2月24日判決(「生命の實相」収録論文事件)は、編集著作物に関する複数の論点について判断を示した裁判例です。①編集著作権者と素材の著作権者が同一人物である場合、編…
知財高裁平成28年2月24日判決(中国塗料技研事件)は、職務著作の要件である法人等の「発意」(著作権法15条2項)が著作物の作成が直接又は間接に法人等の意図に由来することを意味する…
知財高裁平成28年2月17日判決(トムとジェリー格安DVD事件)は、共同事業合意書が双方の押印を欠いたまま事業が進行した事案について、共同事業の合意成立を否定し、著作権侵害(複製権…
大阪地裁平成28年2月8日判決は、算数・数学の学習教材のライセンス契約について、ライセンシーが無断で第三者に教材の分冊発行・販売を許諾した行為が、ライセンサーの著作権・商標権を保護…
東京地裁平成28年2月16日判決は、米国キッチン・バス製品メーカーの日本正規代理店が作成した製品カタログを、競合の販売代理店が流用してカタログを作成・配布した事案について、著作権侵…
知財高裁平成27年11月26日判決は、関連会社間でのプログラムのインストール・バージョンアップ・使用について、著作権者の「許諾」があったと認められるか否かが争われた事案です。グルー…
東京地裁平成27年12月9日判決は、ヘアデザインコンテストのノミネート作品として撮影されたヘアスタイル写真の著作者はカメラマンであるとし、被写体の組み合わせ・配置、構図・カメラアン…
英単語の語呂合わせをめぐる著作権侵害が争われた東京地裁平成27年11月30日判決を解説。短く表現上の制約がある表現の創作性、「ありふれた表現」の考え方、アイデアと表現の区別、依拠(…
東京地裁平成27年11月20日判決は、アパレル会社がフリーランスの写真家に契約書を作成せずに広告宣伝用のファッション写真の撮影を依頼し、写真のトリミング加工・雑誌広告への掲載・氏名…
中学校用歴史教科書の記述をめぐる著作権侵害が争われた知財高裁平成27年9月10日判決(歴史教科書事件)を解説。事実を説明する記述の「創作性」の判断手法(ろ過テスト)、アイディア・事…
知財高裁平成27年5月25日判決(マンション建築設計図事件)は、マンション建替計画において、控訴人が作成した設計図を参照して被控訴人らが別の設計図を作成したとして、著作権(複製権・…
東京地裁平成27年12月7日判決(TOKYO PHOTO事件)は、契約交渉決裂後に写真家のサンプル画像から「SAMPLE」表示を消去してウェブサイト等に掲載した行為について、複製権…
知財高裁平成27年5月21日判決は、ブログ記事を無断で漫画化して雑誌に掲載した出版社・編集会社に翻案権・著作者人格権(氏名表示権・同一性保持権)侵害の責任を認める一方、被害者ライタ…
新聞社が無断復刊した出版社を相手に著作権・著作者人格権侵害を争った知財高裁平成27年5月28日判決を解説。職務著作(著作権法15条1項)の成立範囲があとがきにも及ぶこと、会社分割に…
2013年採択のマラケシュ条約と日本の著作権法37条3項を比較し、受益者の範囲拡大、Authorized Entityの指定、複製物の国際的な輸出入という条約締結に必要な改正点を解…
東京地裁平成27年3月26日判決(「幻想ネーミング辞典」事件)は、特定の読者層を意識して編まれたネーミング辞典について編集著作物としての保護を認め、類似書籍の出版差止めと損害賠償を…