2018/08/25
弁護士数藤雅彦が、京都文化博物館にて開催された「第13回映画の復元と保存に関するワークショップ」に登壇して、「映画・映像のパブリック・ドメインについて」と題する講演を行いました。
具体的な講演内容としては、
- 著作権の権利処理の全体像
- パブリック・ドメイン全般について
- 著作物の保護期間
- 映画・映像の保護期間
- 写真の保護期間
- 旧著作権法における保護期間の特殊性
- 戦時加算
- 保護期間の計算に関するケース・スタディ
- 映画の保護期間に関する主要判例(チャップリン事件、黒澤明事件、暁の脱走事件)
- パブリック・ドメインの利用の限界
- 著作者人格権、肖像権等の権利処理
- 事実上のクレームと炎上をめぐる問題
- 映像のリマスターに関する法的権利
- パブリックドメインの権利表記
- TPP11による保護期間への影響
などについてお話しました。
【2018年8月29日追記】
同ワークショップのアンケート集計結果が、下記のページで公表されました。
「第13回映画の復元と保存に関するワークショップ」アンケート集計結果
当講演も、「特に心に残った講義やセッション」にて掲載されています。