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『ボヘミアン・ラプソディ』と弁護士の意外な関係


こんにちは。
ひさしぶりのコラムです。


8月に、ボブ・ディランのライブの感想コラムを書いてからというもの、すっかりロック・レジェンドにハマっています。
先月は、あのポール・マッカートニーの東京ドーム公演に行ってきました。
御年76歳とは思えない、パワフルな熱気に満ちた素晴らしいパフォーマンスで、ぜひコラムに書こうと思いつつも日が経ってしまいました。

さて、今回のコラムのテーマは、クイーンです。
大ヒット中の映画『ボヘミアン・ラプソディ』の話題です。
すでに観たまわりの人たちがみな大絶賛状態で、ずっと気になっていたのですが、ようやく映画館に駆け込んできました。

 

観終えた第一印象。
まるでクイーンの奏でるロックのような映画でしたね。
ドラマチックで、転調に満ちて、そして何よりも力強い。
これはぜひとも映画館で観るべき作品です。

むかし私がエレキギター少年だったころ、ブライアン・メイのあの不思議なギターの音色にハマった懐かしい記憶までもがよみがえってきました。
興奮が冷めないうちに、メモを兼ねてコラムを書いておきましょう。

 

・・とはいえ、すでに識者によって多くのことが語られている映画ですので、私から言えることはほとんどありません。
ただ、私は弁護士なので、弁護士の目線でひとつ面白かったのは、この映画のプロデューサーも元弁護士だということです。

 

ご覧になった方は、この映画の途中で「マイアミ」と呼ばれる弁護士が出てきたことを覚えていますか?
この弁護士のモデルが、本作のプロデューサーでもある、元弁護士のジム・ビーチ氏です。
彼は、もともと弁護士としてクイーンの契約を担当して、後にクイーンのマネージャーとなった人物。
いわば、クイーンのすべてを知っている男といえます。

 

映画の中でも、名曲『Bohemian Rhapsody』をシングル・カットすべきか議論するシーンで、弁護士とは思えないようなかっこいいセリフを述べていました。
その後も、クイーンの歴史のターニング・ポイントでさりげなく活躍する元弁護士。
「ライブ・エイド」のシーンでは、裏方として「それはアリなのか?」と思うような驚きの行動に打って出ます。
何と言いますか、非常においしい役どころです。
この映画は、いわば、ギターのブライアン・メイと、ドラムのロジャー・テイラー、そして元弁護士のジム・ビーチが語りなおしたクイーン史といえるでしょう。

 

というわけで、『ボヘミアン・ラプソディ』は、元弁護士のシーンだけでも見どころ(ツッコミどころ?)が詰まった映画です。
ただ、全編にわたって見ごたえがありすぎて、クイーンを知らない方にはよくわからないシーンもあるかと思います。
そこで、お節介であることは重々承知しつつ、以下ではクイーンのことをよく知らない方のために、この映画をより楽しむためのポイントを、いくつか箇条書きでメモしておきましょう。

 

【映画『ボヘミアン・ラプソディ』をより楽しむための覚書】


〇 まず、オープニングに遅刻しないようにしましょう。くれぐれも、冒頭の20世紀フォックスのファンファーレからお聴き逃しなく。


〇 クイーン初心者の方は、メンバーのルックスをネットで検索して、頭に入れておくとよいです。特にベースのジョン・ディーコン。


〇 ロックに疎い方でも、タイトルになっている名曲『Bohemian Rhapsody』はぜひとも映画を観る前に一聴を。私もこれまで何百回と聴いてきましたが、あの「ガリレオ!」の声の主があの人だったとは。


〇 時間のある方は、『I Want to Break Free』のPVの、最初の1分だけでも見ておくとよいかもしれません。理由は本編をお楽しみに・・


〇 ボーカル(パフォーマー)のフレディ・マーキュリーは、大の親日家でもあります。映画内のある緊迫したシーンでは、意外な形で漢字が登場します。


〇 さらに、映画でも大きくフィーチャーされた、1985年の「ライブ・エイド」のパフォーマンスも、もし可能なら原典をご覧ください。この再現度の高さは驚きです。マニアの方は、ピアノの上の飲み物と、観客の中にいる「U2」の旗をもった人にもぜひご注目を(ライブ・エイドでは、クイーンの出演のすこし前にU2がプレイしていたのです)。


〇 そして、最後にいちばん大事なこととして、この映画はできるだけ大きな音の出る映画館で観ることを、強く強くおすすめします。「ライブ・エイド」で、VOXのギターアンプを12個並べてブライアン・メイが鳴らしたあのギターの音圧を、ぜひ全身で感じてください。


・・ちょっとした覚書のつもりが、ずいぶん長くなってしまいました。
いつまでも書いてしまいそうなので、このあたりでひとまずやめておきます。

感想の続きは、次にお目にかかったときにじっくりお話しましょう。
それではまた。


弁護士 数藤 雅彦